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下地を露出させるスグラフィート(引っ掻き技法)の方法と効果

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古めかしい板を表現するのに、まずバーントアンバーを塗る


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ジンクホワイトにジョーンブリアン、リターダーを混ぜた絵の具で塗ってから、
先を尖らせた割り箸などで、板目の模様を描く


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拡大画像、この上からさらにドライブラシで汚れた感じを出す


■スグラフィート(引っ掻き技法)の方法

スグラフィート(引っ掻き技法)とは、
塗ってある絵の具を引っ掻いて、
下地の色やキャンバスの白地を露出させる技法です。

油絵で用いられた技法のひとつで、
絵の具は複数色重ねていっても効果的です。

引っ掻いて下の部分をきれいに露出するためには、
絵の具が湿っていなければなりません。

アクリル絵の具の場合、乾きが速いので、
絵の具を厚めに塗るか、
絵の具にリターダー(乾燥遅緩剤)を混ぜておきます。

このスグラフィートは、
部分的な模様や質感を表すのに、
とても便利で効果的な技法です。

引っ掻く道具は、
筆の柄、フォーク、ナイフ、鉛筆、櫛など、
尖っているものであれば何でも利用できます。

線の太さも思うように調節でき、
例えば、下に明るいグリーンを塗り、濃いグリーンで塗ってから、
スグラフィートすると、輝く緑の表現ができます。

絵の具に方解石や石炭などを混ぜた、
重厚な画面を引っ掻いて
色を出すのもインパクトがあります。

スグラフィートを試みるときは、
ボードやキャンバスなど、
しっかりした支持体を用いるようにしましょう。

レンブラントは、筆の柄で女性の髪の毛や、
レース飾りや、自画像の髭などを描いています。

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アクリル絵の具の特徴と描き方

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ジェッソで下地を作り、アクリル絵の具で色を重ねる

アクリル絵の具は、乾くと耐水性になりますので、
制作中の描き方は以下のことに気をつけます。

1.筆は水につけながら描く
筆に絵の具をつけたまま、置いておくと筆が固まってしまいます。
筆洗い用のプラスチックの境がついた筆洗器が使いやすいです。
筆の汚れをすすぎながら描くことができます。

筆洗器ですすぎ、ハンカチくらいのタオルで湿り気をぬぐうのが良いでしょう。
描いた筆は、水かぬるま湯で洗います。

固まってしまった絵筆は、専用リムーバーやクリーナーで落とすことができます。
汚れがひどいときには、中性洗剤か石鹸で洗いましょう。

2.アクリル絵の具は使用する分だけパレットに出す
アクリル絵の具は、乾くのが速いので、
使う分だけ絵の具を出すのが経済的です。
絵の具が乾きそうなときは、
水をたらしたり、霧吹きで水分をかけるようにします。


混色の色を多く使う場合は、小皿に移してラップをかけて保存します。
あまってしまったパレットの絵の具は、
霧を吹いてラップやビニールで包んでおけば、
季節により2~5日は、使うことができます。

3.描き出しは薄く、徐々にメディウムを追加する
水彩絵の具であれば、色を洗ったりすることができますが、
アクリル絵の具は水で落としたり淡くできません。

描き出しは、水分を多くして薄い色で描き始めるのが良いです。
制作方針が決まってきたら、アクリル画用メディウムを使って、
絵の具の厚みや固着力を増していきます。

また、アクリル絵の具は塗ったときと、
乾いたときの色の違いが大きいので、
制作枚数を増やして、感触をつかんでいくのが良いでしょう。

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